外国人が日本での初マタ日記<妊娠初期編⑥11週目の赤ちゃんエコー写真>ー妊娠中時間差出勤を利用していますか?

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妊娠中時間差出勤を利用していますか?

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妊婦さんの時間差出勤に関して

初回妊婦健診を終え、つわりのない私はいつも通りに満員電車に乗り込んで押しに押されて出勤しています。

前回のお話はこちら↓
www.akaneforeignlife.com

マタニティマークを一応つけてるが、人込みに飲まれて自分が立てるスペースを確保するだけでも精いっぱいなのに、マタニティマークを人に気付かれるわけもないし、仮に誰か気付いてくれてもみんな立ち組で席と遠く離れています。
多少しんどいところがあるが、お腹も全く目立たないし、つわりもない私にとって全然耐えられる範囲です。

以前後輩の日本人が妊娠していた時に、つわりがひどくて朝の出勤は地獄だったので、会社に時間差出勤のお願いをしたら、まさか上司にうちの会社にそういう規則がないので、時間差出勤なら正社員を辞めてパートに切り替えるしかないとあっけなく伝えられたとのひどいエピソードを聞いたことがあります。
同級生が勤めていたのは日本の中小企業(社員20人弱)で、前例がなく妊婦さんへの思いやりや適切な対応はまだ揃っていないようです。
それでも、女性が輝く日本や女性に優しい職場づくりや子育て支援や働く環境改革などこんなにも大掛かりにスローガンを掲げているのに、妊娠中に時間差出勤を申し出たら正社員をあきらめろという会社、未だこのご時世に存在しているととても信じられません。

彼女と旦那様は二人とも20代前半だったので、子供ができてこれからさらにお金がかかりそうなのに、会社にパートに切り替えるように言われて途方に暮れていた。

区役所に相談を受けて

妊娠・出産等を理由とする不利益取り扱いが禁じされています、また労働契約内容の変更を事業主が強要してはならないと定められています(均等法第9条関係)。

と教えてくれたので、一応それを基に上司ともう一回話し合って時間差出勤を設けてくれたようです。

結果的に良かったが、これらの法律を知らない上の世代と自分自身の利益を定めてくれる法律を知らない日本人はまだいるんだと少し残念な気持ちになりました。
後輩ももし調べたりしなかったら上司の言いなりになって、正社員からパートに切り替えることにオッケーしてしまったかもしれません。

後輩のこういう話もあって、私は妊娠を分かってから会社の「従業規則」にある「母性健康管理のための措置」をチェックしました。
会社出産経験がある先輩のお話も聞いたところ、彼女の場合にお腹が大きくなってきた6カ月から時間差出勤、大体60分を遅らせることを会社から提案してくれたようです。それ以前でも会社に申し出たら今でも時間差出勤や勤務時間の短縮をしてくれるはずとアドバイスをくれました。

後輩の時の心配は全くなく、有難い会社だねと自分が恵まれている優しい環境に感謝❢


「男女雇用機会均等法第13条関係」に以下のように明確に書いてあります。

交通機関の混雑による苦痛は、つわりの悪化や流・早産等につながるおそれがあります。医師等から通勤緩和の指導があった場合には、妊娠中の女性労働者が、申し出ることにより、通勤緩和の措置を受けることができます。(男女雇用機会均等法第13条関係)
※電車、バス等の公共交通機関を使っての通勤の他、自家用車による通勤も通勤緩和の措置の対象となります。

〈措置の具体的内容例〉
【確保すべき必要な時間】
•始業時間及び終業時間に各々30~60分程度の時差を設ける
•労働基準法第32条の3に規定するフレックスタイム制度を適用する

【勤務時間の短縮】
•1日30~60分程度の時間短縮
交通手段・通勤経路の変更
•混雑の少ない経路への変更

私はまだそこまで不便を感じていないので、とりあえず今まで通りに出勤しています。
他の妊婦さんはぜひ個人の体調に応じてこれらの法律を活用してくださいね!

11週の赤ちゃん

こうやって毎日朝晩二回満員電車に押しに押されても無事に11週を迎えました。
今週から赤ちゃんの頭のサイズで週数を判断するようになりました。
前回に言及したように、

10週までの週数計算は赤ちゃんの頭からお尻までの大きさ(CRL)で判断する。
11週以降は赤ちゃんの頭の直径(BPD)で週数を判断する。

二週間ぶりの赤ちゃんはまた2センチ大きくなりました。
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とてもかわいいです♡

まとめ

妊娠初期は外見上変化が少ない割に、最も流産率が高い段階ですので、赤ちゃんのためでも無理せずに行動するように常に心掛ける必要があります。

☆妊娠初期の流産は、可能性としては全妊娠の8〜15%で生じるといわれています。また、妊娠週数別では流産全体のうち妊娠5~7週では22~44%、8~12週で34~48%、13~16週では6~9%とされています。

朝出勤や夕方帰りの際に、身体的に不具合を感じたら我慢せずに会社に相談したほうが良い。妊娠中、自分の必要に応じて会社に申し出ることにより、通勤緩和の措置を受けることができます。
また、妊娠中に妊娠・出産を理由に不利益な取り扱いされたり労働契約内容を変更されたりすることを禁じされていると男女雇用機会均等法に明確に定められていますので、我慢せず我々の利益を守ってくれるこれらの規定を活用して少しでも楽な妊娠生活を目指しましょう!

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