国民的なアプリになりつつある中国版TIKTOK【抖音(ドウイン)パワーどれだけすごい?】

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国民的なアプリになりつつある中国版TIKTOK【抖音(ドウイン)パワーどれだけすごい?】

こんにちは、あかねね(@NUfk0eJcvXqi0Dj)です。

この前、「獣になれない私たち」を視聴していた時に、
急に上野さんといつも間食と雑談で勤務時間を過ごしている松任谷さんが突如ストーリーの流れと関係なく
登場して、二人でTIKTOKを見ているシーンが出てきた~

獣になれない私たち おもしろCM



えー
さすが中国企業、このような常套広告宣伝手段を活かしている~

日本ではなじみのないかもしれないが、
普通に「ドウイン」(中国版TIKTOK)を見る時にも、
このような広告に見えない広告をよく見かける。
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最近、一般人の女の子がダンスを踊るこの15秒動画にハマっている。
いつも見ている女の子がダンスをする時に、背景に映り込んだのは中国のEC大手の京東集団JDドットコムの巨大キャラクターだ。
なるほど、これは京東集団からの戦略か?
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こいつ!


若者は広告に対して高い警戒心を持っているので、明らかに広告だと分かったら、すぐパスするので、このような広告っぽくない広告を流すことで、若者がネタを楽しませる同時に、商品も見て頂くという控えめの広告は主流になりつつある。


この広告っぽくない広告を「投稿風広告」と呼ばれている。
好きなインフルエンサーが投稿される動画なので、さほど嫌いではないよう。
しかも、この投稿者の動画に興味を持って視聴している利用者はある程度絞られたターゲットと言える。

こうして、ターゲットとなるユーザーに広告を届けるという仕組みで広告の効果を最大限に引き出されている。


私はかなり企業側が望んでいる良い閲覧者だと自覚している。
ドウイン(中国版TIKTOK)を見ている時に、
ネタとして取り入れられた商品を「なんだ、これ?」と思わず商品リンクをクリックしてしまうことがよくある。
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これ広告だなぁと認識しても紹介されたモノに対する強い好奇心に駆られて「企業に掘り出された穴に自ら飛び込んでいく」。
私のように「ハメられる」人が沢山いるはず。

ユーチューブにもこのような「投稿風広告」をよく見当たるが、
ネット制限でユーチューブを見ることができないのもドウイン(中国版TIKTOK)に広告投稿が多い理由の一つだと考えられる。


よく聞いている話は、2018年ドウインで大ヒットさせた中国の人気都市は二つある。
一つは西安(私のふるさと)、もう一つは重慶。
西安の「永兴坊yong3 xing 1fang3」の「摔碗酒(茶碗のような器に入っているお酒を一気飲みしてそのまま茶碗を割ってしまう)」

抖音小视频火了《西安人的歌》,火了西安的摔碗酒

そして地元でさえあまり行かないところだが、一躍有名になって、観光客が雑踏する人気スポットへ。
両親もドウイン(中国版TIKTOK)の波に乗って行ってみたと聞いた。
西安に滞在中にも行ってみようと両親に申し出たが、
「人が多すぎて今の時期に避けた方がいいよ」と連れてもらえなかった。
少し残念だが、ドウイン(中国版TIKTOK)のおかげで西安はこれだけの人気が集まったということなので、地元としては嬉しい限りです...



帰省のついでに、重慶にも訪ねてみた。

地元の運転手さんの話によると、
长江索道(長江をまたぐケーブルカー🚠)は今すごいことになっている。
山地で知られる重慶においてこのケーブルカーは地元にとって主要な交通手段だそうです。

ドウインでヒットする前に、
交通カードで片道1.8元(30円)というとてもリーズナブルな価格だったに対して、
今たったの4分の距離なのに、片道20元(およそ300円)、往復30元(およそ500円)と以前の10倍となった。


ドウインで全国に地元の魅力をしてもらえたのはいいことだけど、
地方から沢山の人が集まって普通に長江のケーブルカーに乗ろうとすると、1時間くらい待たなきゃいけなくなった。
しかも、驚くほどお値段が高騰して、もう高すぎて乗れなくなっちゃったよ!

と地元の運転手さんが嬉しいほか、各地から殺到した観光客による生活にもたらされた不便も言ってくれた。


大ヒットとなった反面に地元の生活に不便を与えたということもあるかもしれないが、
ドウイン(中国版TIKTOK)が持っているブームを作り出す効果は確かです!

これはドウインパワーです!!!

男女老若、学生かホワイトカラーか無職か、レジャーかビジネスか、制約なしで国民的なアプリケーションになりつつある。
もう既になっているかもしれない。

ってこのブログを書いている間に、
携帯がビビビッとなり続けて、一瞥したら家族グループからもう三つのドウイン動画をシャアされている。