【中国の結婚事情】中国人は結婚式に掛かるお金

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  【中国の結婚事情】中国人は結婚式に掛かるお金

                     —国際結婚の初揉め事

 10月に連休が多くて涼しくなり、天気も安定してきました。空気が澄んで空が抜けるような青い晴天が続く日が増えました。なので、中国にこのシーズンを選んで結婚式を挙げるカップルが多い。

 ウィチャットのモーメンツに幸せそうで豪華な結婚式の写真を沢山載せられている。高級ホテルでの宴の写真、派手なウィディングドレスの写真、広々とした会場の風景の写真…結婚式っていいなぁと思う同時に色々手間がかかるねと嘆いた。今年日本人男性と入籍したばかりだった私にとっては皆様の結婚式は見本のようなものです。

実は入籍する前に、二人で挙式を上げるかどうかについて真剣に話し合ったことがあるが、大金を費やして形だけ追究するよりそのお金を素敵なハニームーンに使おうと話が付いた。しかし、自分の中国にいる両親と妹にそれを伝えたら、猛反対された。 

「形ばかりを求めるのは確かに良くないが、儀式も何もせずに簡単に自分を相手に渡してしまったら後になると、振り返って語れる思い出もないし、残念に思うよ。しかも、人間って簡単に手に入れたものは大事にされないんだ。」と聞かされた。

   その後、妹も参戦。「中国の事情をお姉ちゃんが分かっているでしょう?手厚い結納金に豪華な結婚披露宴。日本人と結婚するので、郷に入っては郷に従えというし、結納金も両親の顔合わせも無しで、自分が大切に育てた娘を赤の他人に預かってしまうなんて親としてどれだけ寂しいか、お姉ちゃん考えたことがあるか?」と強い感情をぶつけてきた。

 しっかりしている妹だねと自分が今まで親も気持ちを何も考えていないことで顔が火照るようになってきた。

 やはり今の日本はどれだけ「ナシ婚」が流行っているか親の気持ちを尊重して儀式をちゃんとしてから新たな人生を踏み出したほうがいいと挙式を上げたい願望を旦那に切り出した。

 そこで価値観の違いによる意見の分岐が発生!さらに中国の結婚事情を詳しく話すと、

 「入籍する前話し合ったよね?!やらないと二人で決めた話じゃないの?他人はどうのこうの関係ない、私たちは私たちの人生を歩んだらいいんだ。なんで人と同じように行動しなきゃいけないの?僕は人前に出るのが苦手って言ってたよね?」と一点張りだった。事実を言われたら返す言葉はなくて黙っているしかない。

 これは夫婦喧嘩の原因になるかーーー?人生初の本格的な夫婦喧嘩に虚しい気持ちになってきた。

 私が号泣で攻めたのと家族だけのチャペル婚を前提に挙式バトルがやっと終結した。

 親や世間体を気にしすぎず、自分の人生を自分の好きなように優先するというのは日本人の考えかな?勿論経済的な要因も大きい。

 ちょうど今同級生たちが結婚ブームが到来しているので、中国の結婚式事情をまとめてみました。

【中国で結婚にいくらかかるか?】

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  中国ウェディング業界大手(婚礼紀)の2017年全国調査によって、結婚費用は5万~10万(80万円~162万円)が最も多く占められて42%となっている。次は10万元~20万元(162万円~325万円)で23%です。2万元~5万元(32万円~80万円)を使う人は全体の15%を占める。

 そんなに使っていないじゃんと思っている日本人の方、まず頭に入れておいてほしいのは結婚に臨んでいる中国人皆結婚式を挙げることは前提です。中国では、結婚式は必須です。

 なぜこんなにも結婚式に執着しているかというと、以下の四つを考えられるでしょう。

1⃣今まで支払ったご祝儀を回収するため。

2⃣自分の良い生活ぶりを同僚や親友や親戚に自慢して自分のメンツを立てるため。

3⃣豪華に式を挙げるのは地元の伝統であるため。

4⃣人生の一大イベントなので簡単に済ませるのはできないため。

 しかし、ここで指している「自分」は4⃣を除いて、全部親のことを言っているです。

 今「90後」の若者の七割は結婚式を挙げるのを面倒だと思って嫌がっているようです。中国式の結婚式は新郎新婦の結婚を祝うというより親のメンツを立てるのと人付き合い等のほうがメインになっていると批判の声が上がっている。

*「90後」とは1990年以降生まれた人。平成2年以降を指している。まさに私の年代から...

 親のためだと思えば、自分の気持ちを押し殺して妥協しかないんだ!

 新郎新婦が満面の笑みを見せているのは沢山の揉め事を乗り越えた後の安堵が沸き上がってきたからかもしれない。