風邪の心配もあるので、早速病院に行ってきた。
日曜日開いている産婦人科はあんまりないので、一回目妊娠の確認ということで、普通のクリニックでも構わないと思って、家から割と近い駒込にある加塚病院にした。
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駒込駅から徒歩10分（ゆっくりと歩く場合に）の閑静な住宅地にあるこ大きめの一軒家のような建物は加塚病院だった。
丁度入口に辿り着いた時に、生まれて間もない赤ちゃんを抱っこして、記念写真を撮っている若い夫婦がいた。この病院は検査だけではなく、出産まで携わっているんだと分かった。
待っているところが広いという訳ではないが、とても清潔感があって、静かだった。
受付して、問診票を記入してから、待つことに…
日曜日だからか待っている方がかなり多かった。
回りお腹が大きい妊婦さんもいれば、未だお腹が出ていないものの、マタニティマークをバックに吊るしている方もいる。
私も彼女たちのようになるかもと思うとなんだか不思議な気持ちになる。
携帯を弄って頑張って平静を装っているが、心が波立っていてちっとも穏やかになれない。
このような不安と緊張と期待という複雑な思いを抱えて30分が経ち、ようやく自分の名前を呼ばれた。
「ショーツ」ってパンツのこと？妊娠初期のエコーは経腟超音波？
診療室のドアを開けて、女性の先生だ～
受付時に記入させられた問診票を基に前回の生理日を確認、妊娠検査薬を試してから来院したかと聞かれてから内診に入った。
人生で産婦人科は初めてで、会社の健康診断で子宮頸がん検査は一年おきで行われるので、未だ一回しか行ったことがない。
内診室に入り、緊張で頭も真っ白になって、看護師さんに何言われたかはっきり頭に残っていなかった。
タイツとショーツを脱いで赤い椅子に座って下さいと言われたような気がしたが、
普段聞きなれていない「ショーツ」ってパンツのことなのか？
そもそもエコーっていうのはベットに横になって何かの機械をお腹に当てて見るもんじゃないの？何でパンツを脱ぐんだ？聞き間違えて下全部脱いだらこの中国人あほうちゃうかと思われるかも、あ～～～恥ずかしい
勇気を出して、「パンツも脱ぐんですか？」
ともう一回看護師さんに確認した。
看護師さんは初めてこんなあほうっぽい質問されたかもしれない、怪訝そうな顔をして「はい」と答えた。
悔しかったので、帰ってプローブから下から挿入する超音波といつからお腹の上から超音波検査するかを調べてみた。
経腟超音波と経腹超音波
妊娠初期のエコー検査は経腟（けいちつ）超音波。
超音波を送受信できる細いプローブ（直径約２cm）を腟内に挿入、子宮のすぐ近くまでプローブが届くので、まだ小さい胎嚢（たいのう）や胎芽（たいが）を映し出すことができます。ただ、経膣超音波の観察範囲は狭いので、使うのは胎児がまだ小さい妊娠11〜12週頃までです。それ以降は、おなかの上から当てる経腹超音波を使うことが多くなります。
経腟超音波は、もともとは日本の産婦人科医が最初に研究・開発を始めた方法です。日本では早い時期に広く普及したため、初診はこの経腟超音波で行われることが一般的になっています。日本の妊婦は、世界中のどこの国の妊婦よりも早い時期に超音波検査を受け、胎児と対面することができます。またこれによって、妊娠週数が正確にわかるので、分娩予定日も正確に知ることができます。プローブという検査器具を腟内に挿入する「経腟（けいちつ）超音波検査」と、おなかの表面に当てる「経腹（けいふく）超音波検査」がある。妊娠初期は経腟で検査することが多い。
妊娠確定なのに、先生から「おめでとう」一言もない？
赤い椅子に座ってから、自動に上がりながら足も開かれた。
そして、プローブを入れられた。
黒くて小さい黒ごまのような袋が発見。
「妊娠が間違いないでしょう」と先生が言った。
緊張であんまり笑顔を見せていないせいか旦那があいにく海外出張でついて来ていないせいか、 先生におめでとうと一言もなくこんな質問を聞かれた。
「生む方向で考えていますか？」
そうか、世の中各理由で子供ができても生めない方がいるもんね！
そして、どこにいても親切な対応してくれる日本人だが、何でこんなめでたい時に「おめでとう」一言も言ってくれないんだ？
質問を抱えながらもとりあえず妊娠確認できてよかったとホッとした気持ちが上になって、深く考えなかった。
相手を思いやる優しさを持ってる日本、なんで子供ができたこのめでたい時に「おめでとう」さえ声をかけてくれなかったかを気になって、他の方はどうだったかな？今日の先生はクールだから言わなかっただけなのかな？
とスッキリにならなくて、インタネットで他の方の体験を調べだした。
言われた記憶はないかもしれません。
特に初期は何があるかわからないので、妊娠している事実を淡々と伝え、逆に初期の流産の可能性を話される事が多いかも？
転勤族なので産院は毎回別のところに通いますが、言われた記憶がありません。
私も言われませんでしたー！
2回とも言われなかったので、そんなものかなと…。
やはり言われない方が多いようです。
妊娠初期の流産は、可能性としては全妊娠の8〜15％で生じると言われている。また、妊娠週数別では流産全体のうち妊娠5～7週では22～44％、8～12週で34～48％、13～16週では6～9％とされているようです。
未だどうなるか分からない段階で、「おめでとう」と祝ってくれたら、妊婦さんの気持ちが幸せ絶頂期に舞い上がって、あと何か不測になった時にさらに落ち込むと敢えて「おめでとう」と言わないこそお医者さんが妊婦さんへの配慮だ。
世の中、めでたくない妊娠の場合もあるし、妊娠を望んでいない人は喜んで「おめでとう」と言われても逆に困るし…
やはりすべてのケースを想定して適切な言動をとる日本人の思いやり精神は裏切られるわけがない。
納得した❢
妊娠確認直後、インフルエンザA型判明？
妊娠確定したあと、最近気になる症状があるかと聞かれて、高熱が出たら下がったりすることを伝えると、妊娠初期高温期が続くことで熱っぽい症状がよくあると説明してくれたが、
前日の夜38℃越えの熱も出たと話したら、さすが高すぎたか内科の先生を勧められた。
インフルエンザの多発期でもあるので、まずインフルエンザ検査をした。
結果インフルエンザA型のところに陽性反応の線が薄く見えた。
やはりインフルエンザか？
妊娠中でも飲める薬をお出ししますねとタミフルと別の漢方薬を出してくれた。
エコー写真を貰えずに診査が終った。
記念として後で眺める写真もなく、処方箋に妊娠確定とかの文字も何一つがないので、実感がないというか、未だ信じられなかった。早速、海外出張中の旦那にlineでご一報。
二人は未だ入籍して半年の新婚なので、結婚式も新婚旅行もまだ行っていなくて、今年の夏ごろアフリカ大陸で野生動物の大移動を見に行くついでにリゾート地で海を楽しもうと計画中だった。
色々予定変更をしなくてはならないが、私たちのところに訪れた子供が元気に生まれてくるに越したことない。
暫く経ったら、旦那からlineがあった。
「二人で頑張って育てていきましょう！」
当たり前の回答かもしれないが、なんかほっこりした。
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