地震時の値下げはただの通常セールなのか?【中国人の勘違い?】

スポンサーリンク

スポンサーリンク

昨日の記事「大阪震度6の地震に対して中国人の反応【SNSの投稿から】」に対して

こんな声がありました。ご紹介いたします。

大阪地震で被害に遭われた方のために日用品(お水など)が値下げされたのではなく、ただ通常のセールを実施しただけ、在日の中国人がえらい勘違いしてるんじゃないか?

f:id:akanenechan:20180619201409p:plainこの写真のことです。


 勿論、その値下げはどんな背景に行われたかネットの匿名投稿で、日本在住者はクリック回数を稼ぐために書いたか偶々日本にやって来た観光客はこんなタイミングで値下げした商品んを見たら勘違いしたか検証できないが、私としては大阪に地震が発生した後に、中国のSNSにこんな声があったとのことを日本人の皆さんに教えたかっただけだった。

 なぜかというと、中国人は日本へのイメージが良くないとか思われがちなので、信憑性を置いといて、日本人の繊細な気遣いや思いやりや「忖度」という優しい心は今中国人の若者にとっくに伝わっていることを日本人の皆さんに知ってもらいたかった。

  緊急事態を目あたりにして商品の需要が急激に上がり、それでも平常心でいられる日本企業、それだけでもすごいと思っている。

 中国だと何かあった時に、商品の需要の増加に伴って企業の値付け基準も変わっていく。物が売れる時に出来る限り売っていかないと商売魂を裏切っていると考えているだろう。このやり方は市場経済の世界で間違っていない。だけど、時によって人情をもっと大切にするべきではないでしょうか?

 最初日本に来た頃の驚きをもう一つ頭に浮かび上がった。観光地に行っても普段買っている物と大した値段が変わらなかった。(さすがに銀座の高級店に行けば値段は随分高くなるけど、一般のお店は銀座という立地とはいえ、値上げしている気がしない...ちょっぴりしているかもしれない、消費者に気付かれない値上げ程度であれば値上げと言えないのは私の感覚。)

 チェーン店が多いから、全国経営なので、統一しなければという理由もあるかもしれないが、個人経営のお店も相場通りで標準価格から大幅に乖離したのを見たことがなかった。

 しかし、中国の観光地に行ってみれば、通常より2倍以上値上げされるのはごく普通の光景です。逆に観光地の売店に値上げするのは一般的すぎて、感覚が麻痺されていつも通りのお値段で物を売られたら訳ありなのかと心配で手を出せないかもしれない。

 近年、観光地の物価がばかばかしいくらい高く付けられる現象は多少抑えられているが、日本のように標準化されていない。

 ということで、大阪の売店での値下げは通常なのか緊急時の優しい臨時対応なのかどれにしても我々が見習うべきことがあるので、そこを尊敬すること自体は間違っていないと思います。

 えらい親日派だねーー

 そうです、日本に来て実際にいろいろ自分の目で確認したら、好きにならない理由はないと思う。活気がない、理屈っぽい、職場の効率が悪い等々良くないところもあるが...(矛盾か?笑)根っこが少しも歪んでいないので、この島国ならではのピュアさが好きです。

 中国だと内陸国で、隣国や外来侵入者など沢山の外敵から自分の身を守らなきゃいけない状況に置かれて、強気で腹黒くせざるを得ない部分があるので、自分の民族にない「純」に惹かれてしまう。

 

以上、昨日の記事に疑問を生じた方への回答です。